業界の常識・非常識-市場調査?
以前、賃貸マンション等の建築営業をしていた経験上、市場調査書なるものをお客さんに提示する事は何度も有りました。
お客さんの持っている土地の、集客力等はどれぐらいか?どんなプランが良いか?家賃はいくらぐらいか?等です。
他社の物も、見た事が当然何度も有ります。
お客さんからの疑問として、なぜ会社が違うと同じ土地でも、こうも市場調査の内容が違うのか?という事が有ります。
見る側としては、当然の疑問でしょう。
私の経験と推測を交えてお話しすると、それは大きくは「見せている範囲が違う」という事だと思います。
全くの嘘や現実離れしているものを見せると、後々自分が困るという事も有りますので、それはどこの会社も無いと信じて(?)います。
しかし、集まった情報の中から、どれを見せてどれを見せないのか?は、規制やルールが有る訳でも何でも有りませんので、当然、問題のない範囲で自社に都合の良い物・良い部分を見せる事になります。
その為に違いが出るというのが、まずは大きなポイントでしょう。
次は、実は市場調査といっても限度が有る、という事だと思います。
どんなに大きな会社でも、市場を完璧に知る事は出来ません。
そんな事が出来れば、空室問題等は起きない筈です。
さらに、市場調査はやってもやってもキリが無いという事も有るので、どの程度までのレベルの調査か?の違いが出ると思います。
簡単に社内の情報程度で済ませるのか?それともプラスして社外の情報も沢山収集するのか?などです。
しかしこの場合なども、どちらにしても100%の市場調査なんて出来っこ有りませんので、程々の情報や程々の提示範囲となる事は、冷静に考えてみればしようがない事です。
どの程度の信用度・内容かは、提示する会社の倫理観によるとしか言えないでしょう。
では、お客さん側としては、どうすれば良いでしょうか?
それら建築会社の提示する市場調査書などが元で、揉めたり裁判に成ったりという話しは聞いた事が有りませんので、真っ赤な嘘や現実とかけ離れすぎているという事は無いでしょうから、あくまで参考程度とすべきです。
そして、それにプラスして、自分の目や耳で確認してみる事だと思います。
難しく考える必要も、大ごとに思う事も無いと思います。
今の世の中、大変便利になっていますので、わりと簡単に色々な事が分かるものです。
それらの事だけでも、ハウスメーカー等が提示する市場調査書に近い事柄や超える情報を得る事は、可能なのですから。
作っていた本人が言うのですから、間違い有りません。
たぶん…。
市場調査に関する具体事例は、別ブログで近いうちに書きたいと思います。
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