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生命保険のススメとトマレ・営業戦法

以前、知り合いの保険営業の方から、保険を沢山売る為の営業の戦法・秘訣をご教授?頂きました。

  1. オマケで釣る
  2. 極論
  3. 信者にする

の3つの営業戦法を、やりきる事だとの事。

似たような話しは、建築や不動産の営業の世界でも聞きます。

  1.  義理
  2. 人情
  3. プレゼント

略してGNPと言うそうです。

保険営業のオマケで釣るというのは、昔で言えば本当の“オマケ”、タオルやサランラップ等の粗品の事も有るでしょうが、今の時代には貰えてありがたい物では有りますが、それ自体で保険に加入する事も少ないでしょう。

それよりも、人は誰かに何かを貰ったら、お返しがしたくなる・応えようとしたくなるという、お返し理論による加入の誘導が目的でしょう。

しかし、 保険商品自体のオマケも有ります。
「〇〇年健康だったら、御祝い金10万円を差し上げます」といったものです。
一見お得のようですが、御祝い金にしろ保険金にしろ、全てはお客さんから集めた保険料から賄われている事には違いは有りませんので、本当にお得かどうか?冷静に考えてみましょう。

極論とは、簡単に言えば、話しをウソの無い範囲で大きくする・大きく見せる事などでしょう。

「〇〇の病気に罹る人が、毎年〇〇%も増えています…。その病気に罹ると…。」などでしょう。
ご丁寧に、グラフなども見せてくれて。
確かに嘘では有りません。しかし、元々の病気の人の数などが少ない場合は、イメージとかけ離れた現実の場合も有ります。
10人の50%増しは、15人です。100万人の50%増しは、150万人です。
日本の人口が1億2,000万人だとすれば、10人は全体の0.0000083%です。
100万人は0.83%です。 
グラフとは、よく見かける右に向かって線が上昇して書いて有るやつなどですが、グラフは縦軸と横軸の数値の取り方で、その上昇具合が大きくなったり小さくなったりします。(つまり内容は同じでも、見た目は大きく変わる。)
更には、その軸の数値をいくらからいくらまでの範囲を表示するかでも、グラフから得る印象は大きく違います。 
その点までチェックしてグラフを見る人は、殆どいないでしょう。

信者にするとは、感動するような話しや啓蒙活動等により、周りを見えなくする事でしょう。

特に、「あなたの知らなかった〇〇の真実は…、なのです。」などと教えたりして、信用させる事から始まり自分以外は信用しない方が良い、という様な所まで持っていければ勝ちです。
教えてくれる事の内容には、モチロン本当の事も有るでしょうが、全てにおいてそうである調の話しは特に要注意です。
また、感動ものの話しや苦労話しなども注意が必要でしょう。
本当に話題・話しとしての物は良いのですが、感動させる事等によって共感を得、勧誘につなげるというのは、相手に反感や疑問をあまり感じさせずに済みますので、有効な手段です。
なぜ、その様な話しをしているのか?聞いたのか?冷静に振り返ってみましょう。

GNPというのも、大方似たような事柄です。

これらのこと以外にも、沢山の手法や戦法、作戦が有る事でしょう。 

これらの営業手法・戦法について、全く悪いというつもりは有りません。
その戦法にハマる側にも、問題が無いとは言えませんし。

営業する為には、必要な戦法の内でしょう。

さてあなたは、これらをする側ですか?される側ですか?

私は、☓☓です。


 


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