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遡及適応?

遡及適応って言葉、聞いた事が有る人は一般の方には少ないのではないでしょうか。

税制改正は、毎年行われます。
税制の根本的な部分は、施行時点からとなりますが、取扱い基準や通達などの内容により、課税のタイミングにどの時点の税制が適応されるかが変わる事が有ります。

特に資産税関係や、所得税関係でも保険契約や投資信託などの有価証券などに関係する事が有ります。
モチロン、内容や事柄により損か得かは個別に違います。

相談を受けていると、「今度、〇〇の税制改正が有ると聞いたので、今のうちに…した方が良いって勧められているんですが?」と聞かれます。

この場合、もちろんそれを勧めている側の意図は、何かを買ってもらおうとか、何かをしてもらおうというものでしょう。

当然、そうした方が“お得”な場合も沢山有ります。

しかし注意をしないといけないのは、既に持っている商品の代わりにと言う場合や、今の状況から変化する場合です。

税制改正の多くは、増税になるものが多いのですが、実は以前の商品のままや、状況を変化させない方が、結果は“得”という事も中には有るのです。

世間で話題になっていると、その方が“得”なのでは?と思いがちですが、よくよく検討してみないと、単なる“営業トーク”に呑まれてしまうかもしれません。

何事にも、メリット・デメリット、条件や例外等が有るものです。

良い事づくめの話しに聞こえる時は…、要注意かもしれません。 



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