会社か人か?
知り合いの方から連絡が有りました。
〇〇〇〇という会社から土地活用の提案を受けている知人がいるが、〇〇〇〇という会社は大丈夫だと思うか?という事でした。
この様な質問は良く受けるのですが、実は…、個人的な意見ですが、正解は無いと思っています。
なぜかと言えば、例えば先程の〇〇〇〇という会社は、一部上場企業ですが業界では有名なくらい、地主さんから裁判で訴えられる事が多い会社です。
また、正直悲惨な結末を迎えた方の話しもよく聞きます。
しかしその一方で、その会社に全てを任せて大成功している方も知っています。
また別の某大手の不動産関係の会社は全国的に有名で、賃貸マンションの経営者に対して一括借り上げをしているのですが、以前では有りますが、その一括借り上げを解消して会社の業績回復を図ったなんて事が、会社四季報に出ていた事も有りました。
では、地域密着の中小の会社の方が良いかといえば、モチロン一概には言えません。
中小の会社は、その会社の業績内容などを外からうかがい知る事は、ほぼ不可能です。
その為、その会社の事業継続性という面では、リスクも有ります。
(上場企業だから大丈夫、という訳でも有りませんが…。)
しかし中小の会社でも、とても良い仕事をする会社は有りまし、評判の良い会社も、モチロン有ります。
では、何を基準に判断すれば良いでしょうか?
あくまで個人的意見ですが、会社と人(営業マン)の両方で判断すべきと思っています。
あくまで、入り口部分としてですが。
先ず前提として、その会社がどういう経営方針なのか?過去の実績や今後の動向は?と、いった事は判断の材料として重要です。
実績の良い会社は、やはりそれなりに信用に値すると思います。
しかし今までの実績・業績が良いからといって、それをそのまま鵜呑みには出来ません。
厳しい世の中ですから、100%大丈夫な会社なんて有りはしません。
事情によっては、傾く会社も出て当然です。
その様な事態を考えると、人=営業マンの行動や対応も重要な判断材料だと思います。
その会社を判断する為ではなく、その営業マンが顧客の為に、どの様な行動・対応をしているかという点です。
これは、もしもの時に顧客に影響を与える、大きなポイントだと思います。
理由は、営業の人には会社の方針を変える事は出来ません。
その為、顧客にたして…な事をしないといけない、という時も有るでしょう。
その悪影響が顧客に出ない時は良いのですが、もしもの時は…、分かりません。
そして、肝心なのはその“もしも”の時なのですから。
そうは言っても、もし何かをお願いするとなると、その営業マンが窓口になるのですから、重要で有る事は当然です。
そして理念や考えが正常で真っ当なら、顧客に対して…な行動はしない、又は、(顧客には言わなくても)もしもの事態を考えて、行動・対応しているハズです。
しかし、営業の人間の入れ替わりは多いものです。
そん時の人がもういない、なんて事は良くある話・日常茶飯事です。
そうなってしまうと、その人だけではなく、その会社との繋がりも当然薄くなってしまいます。
一番の問題・リスクは、そうなった時です。
その為、会社や人(営業マン)を判断する事も当然なのですが、その会社がダメになった時、その人(営業マン)がいなくなった時、に大丈夫か?問題無いか?が、を判断する事が、実は一番重要だと思うのです。
何かを建てたり、何かを買ったりするのは、たいてい、どこかの会社やその会社の営業の人からです。
その為、会社や人の事を真っ先に考えてしまいがちです。
しかし、その会社も人も永遠では有りません。
正直な所、建築系の会社の営業マンなんて、もともと離職率が高いものです。
例えば、賃貸マンションを建設すれば30年以上の話しです。
そうなれば会社も人も、無くなっている・いなくなっている、という可能性も低くは無いでしょう。
となれば、やはり一番重要な判断は、その事業内容などでしょう。
その次に、それをお願いする・発注する相手としての、会社や人(営業マン)ではないでしょうか?
個人的な、意見ですが。
繁忙期の仲介業者さんたち 不動産会社の人間といっても専門分野が有るのです。